入居準備編

  

契約書等は大切に保管

 
 賃貸借契約書には、借主(あなた)と貸主(大家さん)が交わした約束ごとや住居で生活するに際してのルールが書かれています。
 特にペットの飼育やピアノ等の使用など制限されている場合がありますので入居前には、もう一度『賃貸借契約書』の内容をよく確認し約束ごとやルールに則した生活をするようお願いします。
 また、『賃貸借契約書』は、あなたがその住居に住むことを証明する書類です。契約の際に受領した『重要事項説明書』等と一緒に大切に保管してください。
 
 ※『重要事項説明書』とは宅地建物取引士が、宅地建物に関する一定の事項、権利関係・取引条件等を説明し、記名押印した書面です。 
 

電気・ガス・水道の利用手続き

 
 新居で電気・ガス・水道を利用する際は、下記の要領に従い行ってください。特にガスを使用するための『開栓』は、必ず本人(あなた)の立ち会いが必要となります。
 なお、ガス器具には『都市ガス用』と『プロパンガス用』の二種類があります。住居に供給されているガスにあった器具を使ってください。異なる種類の器具を使用することはできません。(ガス器具の種類等、詳しくはガス会社におたずねください。) 

  電気  

 通常、戸内のブレーカーを入れれば、電気は使用できます。備付けの連絡ハガキや電話で利用開始日を電力会社にお知らせください。

 

  水道

 通常、戸外の水道の元栓を開けば、水道は利用できます。利用開始日を水道局の営業所にお知らせください。

  ガス

 ガスの『開栓』には本人の立ち合いが必要です。入居前にガス会社に連絡し、入居時に利用できるように手続きをしてください。

 
 
 

 居住編

 

部屋と設備は大切に

 
  部屋と設備は大切に扱ってください。乱暴な使い方や誤った使い方をすると壊れたり、不具合を起こすことがあります。
 なお、入居直後に設備等の不具合を発見した場合や、雨漏り・漏水、その他設備に不具合が生じた場合は、応急処置をした上で、すぐに窓口の業者まで連絡してください。 
 

ゴミ出しはルールに従って

 
 ゴミは決められた場所に、定められた曜日・時間を守り、分類して出してください。
 1 可燃ゴミ、分別ゴミ、ビン・カン等、ゴミの分類の方法は地域によって異なります。ご近所の方や清掃局に確認してください。
 2 リサイクル回収や粗大ゴミについては、別のルールがある場合もあります。 
 

水漏れ事故は素早い応急措置を

 
 洗濯機の排水ホースが外れていたり、流し台から水が溢れるなどして、床に水が大量にこぼれた場合、すぐに水を止め、こぼれた水をタオルやシーツなどで吸い取ります。
なお、水漏れがひどく、階下まで水が達している恐れがある場合は、下記の手順で応急措置を行ってください。

 1 階下に居住している方がいる場合は、階下の居住者に連絡し、ぬれては困るものを移動してもらいます。(階下のお宅に被害を与えてしまったら、誠意をもって対応することが大切です。)
 2 階下の天井の照明器具がぬれた場合は、完全に乾くまで階下の居住者にブレーカーを落として頂き、状況がひどければ電力会社にも連絡します。
 3 窓口の業者に連絡します。
 ※ 万一に備えて、損害保険等の加入をご検討ください。
 

トイレが詰まったとき、水が止まらないとき

 
 水洗トイレが詰まったら絶対に水を流さないでください。
 詰まった場合、水が止まらない場合は、下記の手順で応急措置を試みてください。
それでも詰まりがとれなかったり、水が止まらない場合は、窓口の業者や近くの修理工事店に連絡してください。
 

  トイレが詰まったとき

1 便器の排水穴にラバーカップを密着させ、勢いよく押したり引いたり、数回繰り返すとたいていの場合は、「詰まり」が取れます。
2 詰まりが取れたと感じたら(水位が下がったようであれば)、バケツの水を少しずつ流し、スムーズに流れるかどうか確かめましょう。 
 

  水が止まらないとき

1 水が止まらないときは、タンク内のゴム弁を持ち上げるアームが引っかかったり、チェーンがからまったりしていないか確かめましょう。
2 浮き玉の止まる位置が、オーバーフロー管より高い位置にないか確かめましょう。
※ 止水栓をしめると水は止まります。
※ 万一に備えて、損害保険等の加入をご検討ください。